現在自転車業界でディスクブレーキの波が来ています。
少し前までは「まだ早い」「今は時期じゃない」と好き勝手言われていたのに、今や練習会に参加したらリムブレーキが少数派なことも。
筆者も実はディスク車を持っているんですよ。
タイヤがゴツイのがタマに傷です。悪路では優秀なのですが、舗装路はシンドい仕様。
ロードはありません(シャドウは解体した、もういない)
ディスクブレーキどうなの?
という方も多いと思いますが、筆者が思うディスクブレーキの利点を書いていこうと思います。
一般的なディスクブレーキの簡単な特徴(油圧、機械共通)
筆者が思うディスクブレーキのメリット
カーボンリムがノーリスク、ローコストで使える
クリンチャーのカーボンは熱に弱く、リムとの摩擦で熱を持ちすぎると壊れてしいます。
熱を持って壊れた記事は「カーボンリム 壊れる」と検索すれば出てきます。
購入の際にショップでも注意されるかと思います。一度壊れやすいと聞くと長い下りの時にブレーキでめっちゃ気を使います。正直気疲れするんですよね。
以前保有していたカーボンホイールもブレーキコントロールが面倒になって手放してしまいました。
これがディスクブレーキになると、ホイールの中心についているローターに摩擦を発生させて止めるため、リムがカーボンでも関係ありません。だって、熱を持つのはローターですからね。
なので、熱によるリムの破損リスクが無いんです。
ローコストの理由
カーボンリムのリムブレーキだとブレーキシューも専用のものが必要で、メーカー指定品を使います。
そしてシューの減りが早い。ドライに乗っても激速です。
更に、雨の日に乗っちゃったら、まるで消しゴムで思いっきり文字を消したくらいの勢いで減っていきます。激ヤバ!
それと、通常のアルミシューが1000円ちょいで買えて余裕で1年持ちます。しかし、カーボンシューはお高いうえに普通に使っても3000km持たないという・・・
以前使っていたRoval CLX40はブラックプリンス指定でした。
ブレーキシュー減っちゃう問題も、ディスクなら心配ご無用。だって金属×硬いパットなんですもの。
ブレーキパッドはシマノの場合だと新品は2mmで0.5mm以下になったら交換のタイミングです。
ローターは、1.5mm以下になると交換のようです。
距離では換算していないみたいですが、相当な距離を乗らないと交換まで摩耗しないかと思います。
ブレーキパッドやリムの定期メンテが不要
1番のメリットは上に書きましたが、個人的に定期メンテがない理由も大きなメリットです。
始めに質問ですが、アルミ地のリムブレーキを使っている皆さん、ブレーキシューは定期的にメンテしていますか?
エグザリットのようなプラズマ電解処理等、リムに特殊な加工がしていない場合(銀色のアルミの場合)は、金属が噛むんですよ。
この破片ががある状態でずっと乗っていると、破片でリム本体を削ってしまうんですよ。
筆者は月1くらいでメンテしていますが、まぁ面倒臭い。
ブレーキシューを外して、安全ピンでちまちま取って、また戻す。
時間にして15分もあれば済みますが、無いに越したことはないです。
まとめ:メリットが大きいと感じます
良いことばかり書きましたが、ディスクブレーキにもデメリットもあります。しかし、筆者はそれを上回るほどのメリットに感じます。
個人的ですが、雨の日の静動力とかは正直どうでも良いんです。だって雨だったら乗らないし、レース出ないんですもん。
そんなことより、乗鞍やハルヒルの下りで気を配らないブレーキングの利点の方が、輝いて見えますね。
シャドウにくっついていたCLX64が余っているのですが、走狗距離が少ないのに売っても大した額にならず、しばらく日の目を見ないことになりそうです。勿体無い話ですが・・・