LITESPEED BLADE(恐らく2003年モデル)。実は以前乗っていたんですよ。かっこいい、チタンフレームかっこよすぎる。形も好き。
のりりんで一気に有名になったフレームです。自分も惹かれて買った者犠牲者の1人です。金属素地なのと、独特の形で今までのバイクの中で一番気に入っていました。
ヤフオクで700cのフレームを落札。漫画の中だと650cですが手持ちのホイールを使いたかったので700cを探していたんですよ。
購入して即クラックが入った件
結果を先に話すと、ルンルン気分で組んで100㌔乗らないところでフレームにクラックが入って売りました。悲しすぎる・・・
1枚目の方がクラックが大きいですね。2枚目の方も見にくいですがクラックが入ってます。
因みに今回のフレームはよくある「ヘッドチューブ割れ」が既に発生した個体で、ここは前オーナーにより修理済でした。しかし、他のところが割れてしまうあたり割れやすいフレームの様に思います。
なぜ割れる。理由を考えてみた
割れやすい理由としては以下の原因が関係していると考えます。
・フレームの厚みがそもそも薄い
・6-4チタンを使っているので衝撃に弱い
元々硬い物は衝撃の影響を受けやすい為3-2チタンより6-4チタンの方が割れやすいみたいです。そして追い打ちにフレームの薄さ。3年経った今でもペラペラだったのをよく覚えています。本当にうっすい。ハイエンドのレース機材なので極限まで軽くしようとした結果なのかと思います。(あくまで素人の憶測です)
他サイト様は残留応力も関係してるかも・・・と記載があります。
到着した当時は楽しかった思い出。しかしクラック以外にも問題が・・・
当時は発売したばかりのR8000一式を引っさげて自分で組みました。
確か変速も10sよりも下(9sとか前提)の設計だったみたいでクランクからR/Dまでが短く、11sを入れたところうまく変速の当たりが出ませんでした。これによりチェーンラインの角度が急になってしまうみたいです。行きつけの自転車屋さんに持って行って説明されたのを覚えています。
おまけにF/Dの台座が変速すると根元から動くという・・・インナーからアウターにすると台座が外側に膨らむ(動く)んですよ。
もう壊れる前提のバイクじゃないっすかw
耐久性が紙すぎて修理前提のバイクとしか思えないです。
クラックが入ったバイクは京都のビルダーさんに修理してもらいました
結局シートクランプが割れたのでチタンフレームのビルダーさん、京都の「WELD-ONE-ウェルドワン-」さんに送って直して貰いました。(F/Dはこのまま使うと何時か壊れると聞いたのでついでに補強してもらいました)
有名なビルダーさんの手で綺麗に直していただきました。
修理代はシートクランプ付近2箇所 16,500円、Fディレーラー補強 22,000の税込み合計38,500円でした(プラス往復の送料)値段は症状によって変わるので参考程度にしてください。
チタンフレームは直せるところがいいですね。(まずは壊れないフレームが一番いいのですが・・・)
その後は怖くて乗れないのでヤフオクで売って終了です。軽い人なら割れなかったんですかね?72㌔は重すぎたのか。
乗った感想は硬いフレームの特徴でよくある「踏んだだけ進む」フレームでした。100キロも乗ってない感想なのと3年前だし詳細には覚えていません。しかし、気に入っていたので非常に残念です。
なんで今更こんなことを書いているかというと、メルカリでチタンバイクを見つけてしまったので当時を思い出して感傷に浸りながら書きたくなってしまったんですよ。
目に毒なんで誰か早く買ってくださいw
リンクはブレードじゃなくてVORTEX(ボーテクス)です。チタンフレームはかっこいいんじゃー。
しかし、「Litespeed VORTEX」でGoogleで検索かけると、一番初めの記事が「割れる」という不吉な単語を含んだ記事が出てくるというw
お前こっちでも割れんのかよ。こんなのお金持っている社長かユーチューバーかトレーダーしか乗れない件(修理費的な意味で)
最近思うに、金属素地のフレーム乗りたければ2018モデルあたりのアレースプリントを買っておけば正解のように感じてきました(あくまで金属素地フレームという点のみ見ればですが)
あれはアルミなのとハイエンドでないので「アルミはチタンより柔らかい+重量気にしていない設計⇒丈夫」な気がします。
そうそう、丁度Shadowを売るためにバラしたのでコンポ一式余っているんですよね。
いやいや、ロードバイクはこれ以上増やしても乗らないのでコンポ一式はヤフオクに流すんだ。
今までの経験で「普段乗り練習用」と「ハイエンド本番用」の2台あれば問題ないという結論がつい最近出たんですよ。メンテや消耗品の管理も台数増えると面倒なのでね。
やっぱりトライアスロンやらないし3台目ともなるとメンテが手間なので乗らなくなったため近いうちにシャドウはオクに出そうかと思います。
まとめ:「一生もの」の言葉の裏側
形あるものは何時か壊れるといいます。今回の自分のブレードはあっという間に壊れてしまいましたが、個体差や乗り方でずっと乗れるかもしれません。
しかし、ネットで調べると色々な体験談が出てくるので購入の際は「一生もの」という謳い文句には絶対はないということを考えて購入したほうがいいかもしれません。