皆さんは普段使っているバイクのシートポストが自然に下がる、勝手に下がるといった経験はないでしょうか?
私はあります。シャドウに乗っていた時に経験しました。その現象が友人のマコトさんに起こったので対策を記事にしたいと思います。
シートポストが下がるトラブル発生
翌日の日曜が雨予報だったため、土曜日にいつもの山で山練。
そんな練習中に、マコトさんの自転車に異常が発生。
最近シートポストが勝手に下がるんです(;´д`)
このままだと練習と自転車に影響が出るので、急遽我が家にピットイン。そして年季の入ったファイバーグリップ(FIBER GRIP)を塗りました。
ファイバーグリップとは粒子が荒い、かための歯磨き粉のような物になっています。
これをシートポストに塗布することにより、粒子が砕けて小さくなります。するとシートポストと接地面の摩擦が上昇して下がらない仕組みになってます。
このバイクはシルバーの部分をイモネジで押してシートポストを締まる仕組みになっています。
接地面に薄くファイバーグリップを塗布します。トルクレンチが入らなかったため「手ルクレンチ」(手の感覚でトルクをかけていく)スタイルで締めていく姿に震えが止まらない・・・(著者が以前カーボン締め過ぎて壊したことがある為)
朝の8時に庭先におっさん3人集合。
絵にするとこんな感じ(絵心・・・)赤がファイバーグリップです。
因みにピットインするまで30㌔走ほど練習したんでもう終わりでいいんじゃないかと本気で思っていました。まぁ許されず、渡瀬遊水池に拉致られ5周しました。久々に100㌔超えた・・・
ファイバーグリップを塗って70㌔ほど走りましたが
全然下がりません、ありがとうございますっ!!!
以前だったら下がったシートポストも、こんなにハードに乗っても下がらない。無事対策できたようで感動していました。
勝手にシートポストが下がってきてしまう方は、ファイバーグリップで対策してみてはいかがでしょうか?
まとめ:ファイバーグリップを塗るときのコツと注意点
・フレームとシートポストが接地する所に広めに塗る
・シートポストを締める時はトルクレンチを使う方が望ましい(特にカーボン)
・書いてあるトルクの数字=締めつけトルクではないので、やや低めに締める
⇒「書いてあるトルクの数字=限界のトルクの量」なので80%くらいで締めてズレないか確認したほうが安全です。また、場所によっては「3.5N-5.0N」といったように下限のトルクを記載されていることもあるので、まずは下限付近で締めつけましょう。